歯の治療に行ったのだが、麻酔を普通の人の3回分打ったそうだ。それでもまだ痛かったし、今も痛い。寝る前だからと痛み止めを飲まないようにしているが、じんわりと押し寄せる痛みを上手くやり過ごせない。痛みに本当に弱い…。
歯医者、池袋ハンズで模型用のメタリック塗料を買う、友人の写真展でケーキ、友達の家に貰い物と借り物返しとお茶とたい焼き、現像所、ギャラリーでインタビューと打ち合わせと甘いエスプレッソと頂き物のゴマアイス、帰ってきてビタミン剤を2日分飲んで今日の不摂生の穴埋めをしようとあがき(良くないなぁ…)、「あなたにとってのパラダイスとは」の答えを考え、二匹のカブトムシに蜜用の穴は一つしかなく喧嘩していたのでミニチュアのコーヒーカップにもう一つの蜜を用意(喧嘩に負けた一匹はしばらくそれとも戦っていて、持ち手のところに角を突っ込んでひっくり返そうとしたり、可愛い。)、カエル達が土から顔だけ出しているのを見ていたらそのままうたた寝、起きたら畳まで涎(歯が痛いからか?)、まだパラダイスについて考えている。
パラダイスについて考えたかったので、グーグルで検索をかけると、楽しげなお店に沢山行き当たる、ついつい女の子のプロフィールなどを見てしまう…、ヤフーで検索したら割とまともなのが出てきたが、日本でのパラダイスという言葉はユートピアと同じような不遇な扱いを受けているのだ、と思う。
歯医者さんに行く途中、普段乗らない西武池袋線に乗って車両中程のドアに寄り掛かって本を読んでいて、発車後ふっと顔を上げると、同じドアの対の所、すぐ手が届く所にいる人に目が行く。後ろを向いているがTシャツから何の絵か見切れていて分からないタトゥーが覗いている。ショートカットの後姿を見て、知り合いの人に似ている、と思ったら本当にその人だった。道を歩いていて、などはよく有るけれど、ここまでピタッとだと本当に痛快だ。これからハイキングに行く彼女と、遭難事故の話、死んでしまった有名人の話、写真展の話、久しぶりに、初めてちゃんと話せて嬉しい。
さっきからずっとお腹が減っているが、歯が痛くて何も食べる気がしない。うたた寝をしてしまい寝るに寝れない。模型を塗る集中力も出ない。もう少しパラダイスについて考える。
考えても文章を英語にしなくてはならないので、短くしか書けないのだけれど。
近々スタジオボイス別冊の100人の写真家なんちゃらという本に載ります。出たらちゃんと告知します。大学生のフリーペーパーに載せていただいたり、オーストラリアの雑誌、パラダイスは北京の、嬉しいけれども作品がほとんど一緒で情けない。もっと遊び人になりたいのに。
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